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トーランスの湿地帯マドロ―ナ・マーシュに行ってきた

トーランスの湿地帯マドローナ・マーシュの紹介

今日はトーランスにあるマドローナ・マーシュという自然保護地区の紹介です。自然の動物や野草を楽しみながら散策が楽しめます。また併設されている小さなセンターにはネイチャー・センターもあり、湿地の役割や歴史について学ぶことができます。

マドローナ・マーシュはこんな方におすすめ
  • 子供と一緒に楽しみたい
  • 無料で楽しみたい
  • 自然散策を楽しみたい
  • 高速道路に乗らず、地元トーランスで楽しみたい

マドローナ・マーシュとは?

トーランスにあるマドローナ・マーシュは、ロサンゼルスに残された数少ない淡水の湿地です。45エーカーの広さがあり、豊富な植物や鳥類動物たちの住処を提供しています。

マドローナ・マーシュの歴史

ロサンゼルスは砂漠だ砂漠だと言われますが、実はかつては湿地がたくさんあり、渡り鳥たちがたくさん住んでいました。しかし、開発が進むにつれ自然が次々と破壊され、渡り鳥をはじめとする動物たちの居場所が少なくなっています。この地域は、かつて石油会社に所有された石油採掘所でもありました。トーランス市が発展するにつれ、ここを開発するという計画も出たのですが、地元のバードウォッチングファンや、エル・カミノ・カレッジ、カリフォルニア州立大学ドミンゲス・ヒルズ校、カリフォルニア州立大学ロング・ビーチ校の生物学やその他の自然研究のクラスの教授や学生もこの湿地帯を利用し、その多様な自然に価値を感じており、環境保護活動家や市民が集まって「マドローナ・マーシュ友の会」を結成し、この土地を自然保護区として守ろうという計画がスタートしたのです。当時デル・アモ・モ―ルをはじめとするこのエリアの開発を計画していたデベロッパー「トーランス・インベストメント・カンパニー」はマドローナ・マーシュ友の会に15エーカーの土地を1エーカー40万ドルで売ると申し出ましたが、その申し出を撤回。マドローナ・マーシュを別の場所に移すとして開発を勧めようとしました。「マドローナ・マーシュ友の会」は14,000人の署名を集め、開発を中止するよう市に請願した。計画は成功し、トーランス市は1987年ににこの土地の所有権を取得したのです。

今では、平和で穏やかなマドローナ・マーシュの湿地帯ですが、その裏には自然を守ろうとする人々の戦いがあったんですね。

マドローナ・マーシュ

マドローナ・マーシュはデルアモモールから車で5分ほどのところにあります。無料の駐車場に停めることができます。日曜日はおやすみなので注意してください。

湿地帯といっても、雨の少ない季節は「湿地」らしい湿地は見られず。乾いた草原という形です。雨の降った後には池のような沼地が出現します。水辺には鴨などの鳥類がのんびり歩いているのが見られます。トカゲやカブトムシなども見つけることができました。

またカリフォルニアポピーやさまざまな色の花が咲いていました。

マドローナ・マーシュのなかにはトイレやごみ箱などはないので、ネイチャー・センターを利用しましょう。休憩用のベンチはいくつかありました。

マドロ―ナ・マーシュ・ネイチャー・センター

マドロ―ナ・マーシュの向かいには、ネイチャー・センターという資料館があります。

湿地帯の歴史や役割を学ぶことができます。オタマジャクシやカエルがいて子供も喜びます。この足跡はどの動物かな?など楽しく考えさせてくれるコーナーもあります。ネイチャーセンターで湿地帯について学び、トイレを済ませてから湿地帯の散策にいくとよさそうです。

また、ネイチャーセンターの周りにも本当に短いトレイルがあります。

マドロ―ナ・マーシュの無料イベント

マドロ―ナ・マーシュでは、ガイド付きのハイキングや星空観測会、子供向けの科学アクティビティや工作イベントなども主催しています。

マドロ―ナ・マーシュ情報

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